報告が遅くなりましたが、4月18日に尾鷲市と姉妹友好都市提携を結んでいる、カナダのプリンスルパートからお客様が来られました。
といっても、プライベートでの尾鷲訪問です。
少し前の話になりますが、尾鷲市とプリンスルパート市は、1986年から1998年の間、中高生を交互に派遣していました。
生徒たちは、ホームステイを経験し、お互いの国の文化等を体験していました。
残念ながらこういった交流は、現在は途絶えてしまっていますが、市民レベルでの交流が続いていました。
今回は、当時、尾鷲の生徒たちのホームステイ先となっていた、イズミ夫妻、ヤマモト夫妻、そしてその友人夫妻の合計8名が尾鷲にやってきました。
イズミさん、ヤマモトさんは、日系カナダ人で、日本にも親しみ深い人たちですが、ホームステイの受け入れをしていた生徒たちと会うのは18年ぶり。
当時、尾鷲から派遣されていた谷さん(旧姓加藤さん)、中山さんらが、かつてのホストファミリーとの再会を尾鷲で果たすことができました。
今回は、市長への表敬訪問に始まり、大曽根椿公園での植樹、大福さんでの食事会、トーテムポール見学、熊野古道センター見学等を通して、家族や当時の関係者も含め総勢約25名が交流を深めました。
国際交流協会としては、通訳として平山と根岸がお手伝いをさせていただきました。
根岸も、当時、派遣された生徒の一人でしたので、自身のホストファミリーは来鷲していなかったのですが、当時の話など、懐かしく話をするよい機会となりました。
では、写真で紹介しましょう。
市長への表敬訪問。
トーテムポールの作者のデンプシー・ボブさんと同じ流れの種族の方がデザインした作品とプリンスルパート市長より贈られた金で描かれた作品も写っています。

大曽根公園では、グリーンクラブの皆さんが協力してくださいました。
尾鷲の花のヤブツバキが植えられ、各家族の名前入りのプレートもかけられました。

トーテムポールを見上げるみなさん。
作者のボブさんと親交のある方もあり、トーテムポールの一番上のワシの朽ちた鼻も話題になっていました。

古道センターでは、英語ガイドの皆さんがいろいろと説明をしてくださいました。

今回は、派遣団の家族や当時の職員さんが中心となって取りまとめをしてくださいました。
短い滞在時間の中、関係者を中心として、様々な人が交流を楽しむことができました。
今後もなんらかの形で、交流が続けられることを願っています。